64パドル~鋸南③で雪のちティップラン。

のっち  

2011年02月15日 10:25

世間は3連休だった週末で・・・しかも雪
そんなのお構いなしで仕事をこなし、ようやくの休日は日曜日だったのっち

見る度にコロコロと変わる風予報だったが、昼頃からは紫の矢印。
ちょうど潮が下げ始めるタイミングからの凪予報にイカポイントを考えてみました。

一般的には真水が嫌いと言われているアオリイカ。
しかも連日の低気温と雪による降水の為に、少しでも影響が出にくいと思われる場所は
思いついたのは、単純に河川などから離れた沖で水深があればあるほど塩分濃度や水温への影響が少ないのでは・・・と。

ついでに試してみたい事も色々とあったので、短時間になりそうでも出撃する事にしました。


2011年2月13日・・・

雪予報後の連休最終日は行楽日和でもあり、解氷剤で真っ白な高速で渋滞にハマる。
で、ポイント到着は既にお昼だが、沖を見渡しても誰1人浮いてない貸切状態の海に期待。

くっきりと見える富士山目指して、今日はソロでの漕ぎ出しです。


本日のテーマ
 ①いつもの水深よりも更にDeepへのアゴリグ作戦。
 ②バイトゾーンの把握方法を考えてみる。
 ③ワームを使った息抜きお土産狙い。


雪だった事の影響からなのか・・・水温も14度と低い。


・・・手始めに25mから探ってみたが、イカからのコンタクトは無し。
で、思い切って40mラインからヘビーなアゴリグで徐々に浅いエリアへとカヤックを流す。
(散々ティップランやってますが、今更ながら初のアゴリグです・

・・・沖はかなりのウネリ具合と風だったので、準備した錘の中から最大な6号をセット。
剛竿のパワーでシャクリには問題なかったが、のっちの考えてた作戦には軽過ぎた模様。
(まだまだ試行錯誤な段階なので、今回は書かないでおく事にしとこう・・・

予報以上に吹いてる風とウネリでも、6号もあればボトムは難なく捉える事が可能で・・・

1パイ目は35mでGet


超スピーディーに着底させて手返しUPを狙う。
・・・が、後が続かない
エリアを変え、いつもの専用エギでボトム周辺をネチネチとシャクッてみるが・・・渋いねぇ。

ココで過去の経験より、普段バイトが多かった水深について考えてみた。
・ボトムから数m上に現れるベイトらしき反応がある場所でのバイトが多かった。
・そんな場所ではエギに掛かる抵抗が強くなる事から、潮の境目となっているハズ。
・シャクリ終わってからのステイを、ココに置いておけばイイのでは・・・と。


そんな事を考えつつ追加となった2ハイ目。


去年の春から始めたティップランですが、寒くなってからというもの・・・
イカはボトムびったりな低活性だろうと思い込んでた事もあり、最近は徐々にシャクリの回数を減らしボトムから近いゾーンで誘っていました。

が、久々に倍以上の距離をシャクリ上げてみると、ツンッ・ツツーとティップが僅かに動いた

ポツ・・・                      ポツと小さいながらも追加です。
 

先ほどチョコっと触れた潮の境目ですが・・・

ボトムからずっとシャクリ上げてくれば、ある程度エギに掛かる抵抗で判断出来るハズです。
分かりにくければシャクッた時にドラグが滑らないギリギリまで緩めておくと、潮の重い場所に差し掛かった時ドラグが急に滑ります・・・で、ココでステイさせていた訳です。


ソレなりの距離を誘い上げてましたので、その後のフォールでも気が抜けません
真っ逆さまに急降下するエギにもイカは抱きつきます。
この日は3回もステイ後のフォール中にラインが走ったり止まったりでした。
(油断していた事もあり、アワセが遅れたりバレたりと・・・未熟。)

イイ感じで今日のパターンを探り当て、調子に乗ってハンドランディングしてたら・・・

小さな5ハイ目の逆襲を受けるハメに


濃い~墨を連続で、頭・顔・肩・腕・・・と上半身は墨ダラケに。 (涙)


この時ばかりは黒系のドライスーツで良かったなんて思いました。
(海上での視認性においては低いカラーですが、イカ墨にダケは・・・です。)

いつもはリリースするサイズなんですが、今日ばかりは許す訳にはいきません。 

ちなみにお気に入りの白い帽子の行方ですが・・・とりあえず海水でジャブジャブ。 (冷)
帰宅後にハブラシ&バスマジックリンのち、最強のカビキラー攻撃
で、黄ばみが残ったのでワイドハイターに1晩浸けたら、ほぼ元通りに復活しました。 (嬉)

・・・凹みながらのノーキャップで寒さを我慢しつつ、残り少ない時間はお土産タイムに。
場所移動で魚探とニラメッコしながら、カヤックでの初リグに挑戦してみます。

こんな胴突仕掛けにメバル用ワームを各色使ってみます。


用意したワームはピンク系・クリアラメ系・ソリッドブラックの3色。
3本針なので、それぞれ違うカラーを付けてメバルの反応を探ってみようかと。

こんな風にチョン掛けです。


過去に遊漁船(餌釣り)で、餌の合間へこっそりワームを忍ばせた経験があります。
その時の水深は100mでしたが、尺オーバーなメバルが連発だったのを思い出した訳です。

移動先の複雑な根に群がる魚群へ、胴突ワームを直撃させると同時にアタリが
・・・でもノリません
何度やってもコツコツ・ククッ~となるのですがグイ~ンとまではいかずに・・・お土産ならず。

・・・さすがに暗くなり始めたので、本日はココで納竿とします。
岸までの漕ぎ時間を考えると、コレ以上粘ったら真っ暗になってウネリも見えなってしまうし、航海灯も灯さずに浮く事は危険なダケです・・・からね。

最後に便利グッズをパドルに固定し試し撮り。


何度かチャレンジすればイイ写真が残せるかも・・・カモです

ちなみに、右下に写ってるビニール袋には確保したアオリが入ってます。
厚みがあり大きな袋を常備してるので、イカのサイズ次第では20パイ位なら入りそうです。
これならクーラー真っ黒になりませんし・・・
あっ、そんなに釣れる事って・・・未だにありませんケドね。 (笑)

夕暮れに凪なタイミングで着岸し、やりきった感でいっぱいのサンセット。


寒くなってからはボトム周辺だと思い込んでいたDeepでのティップランですが、もしかしたら過去何度かの渋い釣果は思い込みによる結果だったのかも知れません。
ボトムでジッとしているであろうイカを誘い上げる事に集中しすぎて、中層に居るかも知れないヤツの存在をスルーしてました
ただ、間違いなく深場のボトムにもイカは潜んでいると感じてはいます。

今回は不発に終わってしまった「マル秘」作戦を更に思案しつつ・・・
今後もカヤックでのティップランエギングに、どっぷりとハマッてしまいそうな予感です。。。


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