万が一の沈に備えて、カヤック再乗艇の練習をしようと考えてた
のっち。
もしも沈してカヤックがひっくり返ったら、基本的には裏返ったカヤックのボトムを這い上がって反対側のトグル(ハンドル)を掴んだり、スカッパーホール・溝・キールなどの指の引っ掛かる部分を利用して上手く裏返す(元に戻す)事になります。
ただ、ライドの様な幅広でボトムが面ツルだと、荒れた海でトグルが掴めなかった場合にカヤック元に戻すのに苦戦しそう。
(汗)
しかも冬場はウェーダースタイルなので、浸水した場合カヤックに這い上がってトグルを掴むのは困難かと・・・。
それが心配で、以前からこんなアイテムを作って常備していました。
(先日、実際に使用してみて便利だったので、ようやく記事にする事となりました。)
▼『登録商標』 カヤッくるん (嘘)
作るのに準備した物は・・・
・犬の散歩用のリード (我が家の茶々丸が齧って切れてしまった物)
・ランディングネットをショート加工した時にカットしたアルミパイプ
・そこら辺に転がってたナットとワッシャー (ステンレス)
全て廃材の再利用です。
♪
作り方は簡単で、パイプにドリルでリードが通せるサイズの穴を開けて・・・
▼穴に通したリードに、こんな感じでワッシャーとナットを挟んで結び目を入れるだけ。
▼後はリードの輪っかを引っ張ればワッシャー部で止まります
!
このステンナットのお陰で、パイプの片側に重心が片寄ります。
(ココがポイント!)
▼たまたまPFDのプライヤーホルダーにピッタリでした。
「カヤッくるん」の使い方ですが・・・
▼裏返ったカヤックのセンター付近のスカッパーホール(自分から遠い方)に差し込みます。
(パイプからリードの端が出てますが、この時点では長さの調整確認したかったので、
実際は端が出て無い物とお考え下さい。)
ポイントは、ナットが入ってる側(重心の重い側)から穴に挿入する事
!
そうすれば、ナットの重みで自然に海中へとパイプ部全てがスカッパーホールを通過します。
▼で、輪の部分をしっかり握って引っ張ると・・・
この時、自分側のトグルを下方向(海底)に押しながらグッと輪っかを引っ張ると簡単にカヤックはひっくり返りました。
♪
▼コックピット側にはこんな感じでフッキングしています。
後は落ち着いて再乗艇を済ませてから「カヤッくるん」を引き抜くだけです。
普通にトグルを掴んでひっくり返せるのならば問題ありませんが、自信のない方や体格の小柄な方などには便利なアイテムになるかと思います。
(のっちの場合はコレ使わなくても普通のスタイルで簡単にでひっくり返せましたが。)
自作する場合ですが、各カヤックによってスカッパーホールの場所が様々ですので、パイプの長さやリードの長さは各々微調整して下さい。
もしかしたら、実際にこんなアイテムがカヤック別に商品化されちゃったりして。。。
(笑)