もっと美味しく食べる為に・・・

のっち  

2013年09月15日 23:27

カヤックから釣り上げた獲物をもっと美味しく食べたいなと思って・・・
魚の締め方や持ち帰り方、捌くタイミングや寝かせる時間など検索してたのっち

獲物を持ち帰って→捌いて→晩酌するのが楽しみでもあり、釣り人ならではの特権かと。
がしかし、検索しまくると「死後硬直」とか「神経締め」というワードが出てきました。

「死後硬直」とは・・・
文字通り魚の体が硬くなる状態で、海水氷に入れたり冷えたクーラーに入れると魚が急に硬くなるようです。急に冷やす事で死後硬直の状態を維持し鮮度を保つ(腐敗を遅らせる)訳ですが、この冷やし方は食べる時間が次の日以降の場合有効的な方法で、その日に食べたいならば食べる時間を逆算して「神経締め」をした方がいいようです。

「神経締め」とは・・・
魚が死ぬ時に脳から送られる死の信号を、体に伝わる前にその信号の伝達経路である神経を針金等を用いて抜く(破壊する)事により、魚が死を認識できずに死後硬直までの時間を長引かせる方法で、魚が生きていた時の「活け状態」を人的にコントロールして長引かせられるようですが、慣れないと難しいそうな。

検索結果をのっち的に簡単にマトメると・・・
・魚は死後数時間で死後硬直がはじまり、その後徐々に腐敗する
・「神経締め」をすることで死後硬直を遅らせることができる
・野締めに比べて長く鮮度を保つ事ができ、特に青物は刺身の色からして全くの別物
・同じ日に釣った魚でも食べ比べると味の違いに驚く・・・らしい。


と、「死後硬直」&「神経締め」の基礎知識をピックアップしてみましたが・・・
「死後硬直」の時間においては検索結果の誤差がかなりあったので、実際には魚種にもよるんでしょうが「神経締め」をした時間を覚えておいて、捌く時に魚が硬直してない時間をトライ&エラーで導き出すしかなさそう。
まぁ、まずは今までの締め方を改め、「神経絞め」をマスターするのが最優先なようです

で、(株)ルミカ 神経絞めセット・ロングを購入してみました。


神経締めの方法は「魚の頭部(正面)から神経に向かって針金を入れる方法」・「魚の鼻から針金を入れ神経に向かって針金を入れる方法」・「魚の頭部後方を切り神経部分を出し、そこから針金を入れる方法」・「尾尻部分を切り神経部分を出し、そこから針金を入れる方法」の4種類があり、魚の頭から尻尾の付け根まで入る長さと太さが必要なので・・・

錆に強いステンレス製の形状記憶合金ワイヤ-長は80㎝で、エア抜きもできるニードルパイプとのセットなので、どのパターンで作業するにも使えそうな予感。
難しくて尾尻からじゃなきゃ入らなかったとしても、この長さがあればのっち的には十分。

凸凹に加工されてるワイヤー。


を使っての作業例と商品説明がコチラ。
 

簡単そうに見える動画ですが・・・未経験だしカヤックでだとどうなる事やら

で、神経締めが終われば「血抜き」をしてからクーラーに入れる訳ですが・・・
氷はできるだけ少ない量で持ち帰った方がイイらしく、氷を入れるなら頭と尻尾だけ冷やす氷があれば十分っぽくもあり、溶けた氷水が魚につかない為にもペットボトルの氷か魚を水に浸からない状態にしておく事で、魚が生きていた時の「活け状態」をキープしたままでゴムにような弾力のある状態で持ち帰れるようです。

が、魚を刺身で美味しく食べるには「死後硬直までの魚」を食べる(活け)時期と、「死後硬直後旨味成分が最高の状態」で食べる(寝かす)時期が魚種によっても違うらしい

微妙な調整をマスターできる様になれるとは思えないケド・・・
獲物をもっと美味しく食べれらるのなら、やってみる価値はありそうですね。。。


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