チョット前にリールの
メンテ中にミスってしまい、殉職しちゃってた
ジリオンPEですが・・・
▼レベルワインドに内臓されてる
ポールが
ウォームシャフトの溝と喧嘩してたんです
ソレに気付かず無理やりハンドルを回しちゃったもんだから、余計なパーツにまでダメージを与えてしまい、ド素人な執刀医が緊急手術をしなきゃならなくなりました
人生初でベイトリールをバラし、負傷してるパーツ&ダメージを受けてそうなパーツをピックアップし、ネット検索等で注意事項をインプットし・・・
リールのパーツ達は速攻でダイワから取り寄せられたのですが、ついでに全バラにしてオーバーホールするべく、樹脂にダメージを与えないという
F-0パーツクリーナーも購入。
で、ネット評判の良かったシマノの
パーマルブグリスDG10は・・・なんと納期が3週間
メーカー修理に出してればとっくに直ってそうな待ち時間になっちゃいましたが、リールの構造やらを勉強できるし自分でイジクれる様になれるイイ機会だと思ってのチャレンジ。
▼ようやく準備が揃ったので・・・オペを開始します
▼1袋ごとに梱包されてたピカピカの細かいパーツ達。
取説の展開図・部品表より
Nо.42 176093 レベルワインド ¥1,600-
Nо.44 103260 ウォームシャフト ¥1,200-
Nо.46 150126 ウォームシールド ¥100-
Nо.49 10F004 ウォームシャフトリティナー ¥100-
Nо.50 195009 ポール ¥200-
Nо.77 123165 フロントカバーSC ¥500-
Nо.102 190774 フロントカバーSC・W ¥100- (各税別)
▼ボディ-から
ハンドルや
メカニカルブレークノブやらを外し・・・
RS
プレートを固定している3本のRS
プレートSC(ネジ)を緩めると、内部の溝にハマってる
クラッチSP(バネ)が伸びて外れるので、初めての時は要注意
▼RS
プレートを
ギヤーシャフトから引き抜いて外してみると・・・
汚れた余分なグリスが付着してたりするので、こういった部分から丁寧にクリーニング。
全バラにしてからだとゴチャゴチャになり組み上げられなくなっちゃいそうなので、外したパーツ順にクリーニング&グリスアップをしつつ作業を進めました。
▼ドライブギヤと
ピニオンをクリーニングしたら・・・
▼接地面の
ピニオン側のみが摩耗していました
ハイパーな
ドライブギヤは見た感じ無傷。
確かソレに見合った素材の
ピニオンなハズだが・・・
?
▼ドライブギヤーの溝をグリスで埋め込み・・・
表面が腐食してるのは次回ピカールとかで落とす事にしよう
とりあえず、今回は腐食予防で表面にも極薄くグリスでコーティング。
さて、いよいよ本題の
ウォームシャフトを取り外す為に、
フロントカバーを固定している
フロントカバーSCを
レベルワインドから引き抜いてみると・・・
▼フロントカバーSC・W(黒い樹脂ワッシャー)がヨジレて装着されてました
左のワッシャーが新品ですが、この内径と
フロントカバーSCの径が微妙に違うようです
▼なので、新品のワッシャーの径を少し広げて装着しました。
▼ウォームシャフトを取り外す為に、この
ウォームシャフトリティナーを外すのですが・・・
無理に外そうとすると曲がったりして使いモノにならなくなってしまうので、この手のパーツは予備を常備して作業した方がよさそうです
ウォームシャフトリティナーを外すと、反対側から6個の周辺パーツを貫通している
ウォームシャフトが引き抜けるので、先に
レベルワインドに内臓されてる
ポールを
ボールホルダーナットを緩めて外しておきます。
▼取り外した
ポール。
左の真っ直ぐなのが新品ですから、コンナにヨジレちゃってては
ウォームシャフトの溝に沿って動ける訳がありませんね
▼下の
ウォームシャフトが重症で溝の内側がボロボロに削れてちゃってます
溝の外側はバリだらけだったので、ギヤ側に入ってた
ウォームシャフトベアリングと
ウォームシャフトカラーを外すのに苦労、
ウォームシャフトを削って対処後の写真です。
▼ココのギヤには青サビまで
▼ウォームシールドも破損、中から
ウォームシャフトの削れカスが大量に出てきました
と、ココまでで本題の処置を終えた訳ですが、ついでなのでもっとバラしてクリーニングしていくと、茶色いサビやら塩の結晶らしき粒が大量に・・・
▼ギヤーシャフトの付け根や
ギヤーシャフトベアリング、
ギヤーシャフトプレート等から
かろうじて回転してくれる
ギヤーシャフトベアリングは注文してなかったので・・・
▼クリーニングでとりあえずは使えそう、でも早急に再手術しなければ
残りのパーツ達も順番に外しながらクリーニング&グリスアップ。
本来ならダイワのグリスを使った方が安心なんだろうケド、色々検索してみたが実際に使われてるグリスの種類が分からなかった
幾つかのダイワグリスが売られてはいるが、金属部には使えて樹脂部に付着するとよろしくないとか説明書きにあるし・・・不安な文章にチャレンジするのはヤメにして・・・
今回は評判の良いシマノの
パーマルブグリスDG10をチョイス。
このグリスはギヤ・駆動部用であり、金属部以外にも樹脂部に付着しても問題ないらしいので内部にはほぼ使用しましたが、各ベアリングや日頃の簡易メンテで注油する
ウォームシャフト等にはダイワのスプレー式
リールガードグリスを使用しました。
▼で、後はバラした順番とは逆にグリスアップ済みなパーツを組み上げて・・・
▼この状態で
ギヤーシャフトを指でつまんで回転させて・・・
ドライブギヤーの溝に埋め込んでたグリスが
ピニオンとの接触により余分な量がハミ出るので、ハミ出したグリスを除去してからRS
プレートを
クラッチSP(バネ)を内部の溝にハメながらRSプレートSC(ネジ)を締めて終了
▼初めての手術だったケド、やってみれば想像以上に簡単でピカピカに
▼ザブ機に移植中だったお気に入りハンドルに戻したので・・・
のっち的に相性のイイ真鯛のメインリールが完全復活
!
先月釣れなかったのは道具のせいにして・・・コレで今月は釣れてくれるでしょうw。。。